子育てのヒント💡

2児の母になった元・保育士が現役時代に学んだことを生かして子育てをしています。現役時代に学んだ子どもの知育などを紹介しています。たまには保育園のウラ話も…!

自由に絵が描けない子ども!?

私が働いていた保育園では子どもの想像力や創造力を高めるために、週に1度専門の先生が来られて絵画教室が開かれていました。

想像する力が強い子は、相手の気持ちを推し量れたり、じっくり頭で考える力もつき、学力が高くなると言われていますよね🌱



テーマはなく、1時間好きなように絵を描かせてました。

そんな時、クラスに何人かは全然描けない子がいるんです…!!


えっ🤯子どもってお絵かき好きなんじゃないの…!?と驚きました!


そんな子どもは決まってこう言います


👧🏻「先生、何描けばいいの??」


👩🏻‍🦰「好きなものを描いていいんだよ」


と言っても、うーーーんと頭をかかえて全然手が動きません…


そうなんです…

頭の中に何も浮かんでないんです😨

想像する力がないため、なにを描こうか想像できない…!

さらに「車が好きだから車を描こう!」と思っても、頭の中に車のイメージが出てこないんです。


こんな話をするとみなさん大体こう言います…


👽「まぁ!親はなにしてるんでしょうね!ほったらかしてテレビを見せっぱなしにしてるのかしら!」

……


逆なんです!!!😭



そういう子の多くは親が早期教育に熱心で、おうちで勉強やワークをたくさんしてる子なんです!!😱


えっ!?どういうこと!?🤯って感じですよね!


実は早期教育の落とし穴があるんです…



それは…



子どもが 興味のないことを教え込むと想像力が育たないのです!!


現に、絵が描けない子どもは最終的に

「自分の名前」「あいうえお」「12345678910」「ABC…」

と書き出して「ほら!先生!ひらがな書けるの!すごいでしょ?」と笑顔で言います。




え!じゃあ良かれと思ってやっていた早期教育が、子どもの想像力を奪っていたの!?本末転倒ーー!!😱


子どもは自由に遊ぶ中で想像力を育てています。

そこに親の手助けがあることで遊びが発展し、想像力がアップしていくのです⤴︎⤴︎


しかし想像力を育てている幼児期に、無理に早期教育をすると想像力はそこでブレーキがかかります✋

教え込まれたことを反復してしまうのです。



👨🏻「え!じゃあ早期教育はしない方がいいの!?」
👩🏻「でもテレビですごく頭の良い子のお母さんが『うちの子は3歳で文字が読めてました✨』って言ってましたよ?」


って思いましたよね?


もちろんそういうお子さんもいます。
でもそれは


子どもが先に興味を持って取り組んだ


というのが前提です。


子どもが

「これなんて読むの?」
「この文字にはどんな意味があるの?」
「自分も書きたい!」

と思ってから親の出番です🙋‍♀️


子どもは興味のあることはぐんぐん吸収していき、興味は底を尽きません🌱

「次はカタカナも読みたい!」「次は数字が書きたい!」という風にどんどんステップアップします🥰

そして自分から興味を持って遊びの一環として覚えていくので、想像力にもブレーキがかからず、むしろ想像力アップに繋がります✨


「今からコレをやらせたい!」「今度はコッチを教えよう!」というような、親のペースで始める早期教育はあまりオススメできません…💦


何事も子どもが主体💕

大人は子どもが興味を持ったことを深めていきながら、徐々に学習に繋げていくようにしましょう😊